米軍ヘリ炎上
米軍のヘリが墜落炎上したらしい。
東村高江といえば、ヘリパッドの建設で地元が反対している地域だ。
東村は、3月にはつつじ祭りがあってきれいなつつじが咲き誇り、また、私が非常に気に入っているサキシマスオウノキがあることでも知られる、本島東海岸の静かな村です。
私は、年に数回沖縄に行くのが楽しみですが、いつも戦争と基地のことは気にかけています。
本土にいると、あまり気にならないことかもしれませんが、沖縄は地上戦で一般市民が多くの被害を受けた上に、戦後はアメリカに占領され、さらに今でも沖縄には全国の70%を超える基地が存在し、米軍関連の事件は後を絶ちません。
もし、自分が住んでる地域であれば、と思うと非常につらい現状だと思います。
戦後70年が過ぎ、戦争を経験している人はどんどん減る一方で、いつの間にか自分も平和ボケしているように思います。
昨日のニュースで安部さんは、東村の基地の返還を自慢しているように聞こえましたが、基地の返還と引き換えのヘリパッドの建設は、地元の人にとっては危険がひとつ増えたようなもの。
ましてや、現に東村に不時着炎上したのですから、その生活をいかにして守るかについて言及してほしかったと思いましたが、残念ながら「抗議した」の一言でした。
今までも、何度も抗議してきたはずですが、先日の辺野古のオスプレイの墜落についても、なんら明らかにされないまま。
さらに、石垣空港に飛来したオスプレイのことも、何も明かされないまま飛び去ったという程度。
これでは、沖縄の人も怒りを納められないでしょう。
沖縄には、基地で働く人もたくさんいて、辺野古も訪れてみると、非常に閑散とした村でしたので、もしかしたら雇用を期待する人もいるかもしれません。
このように相反する気持ちがうずまく沖縄ですが、せめて安全・安心だけは確保してもらいたいと思うのでした。